中国南西部・雲南省の昆明市は「高原の桜の都」と呼ばれています。桜が植えられた歴史は元の時代に遡り、今では市内に1万本以上の桜があります。また花見の名所としては、市の東北にある円通山公園が最も有名です。

　円通山では1920年代から桜、カイドウが植えられ、敷地面積は1万8千平方メートルです。そのうち雲南桜は480本、日本の桜は200本余り、枝垂れカイドウは1200本以上もあります。

　毎年の3月になると、円通山には大勢の花見客が殺到します。特に3月8日の国際女性デー前後には円通山は花の海、人の海となります。

　今年の円通山桜祭りは2月20日から3月31日まで開催されます。去年年末と今年の初めに昆明は2回も大雪に見舞われましたが、立春直後に気温が急に上昇し、桜とカイドウが同時に花盛りを迎えています。（03／24　Lin、吉野　撮影：汪溥）