玉淵潭公園は、北京で桜の品種が最も多いところです。
1973年の春、玉淵潭公園に日本北海道から中日友好を象徴する大山桜180本が贈られ、植えられました。1980年代に花が咲くようになり次第に人々に知られるようになりました。その後庭師たちは、その周りに遅咲き桜や自ら繁殖させた大山桜の苗を植えました。
1990年ごろ、公園は園内の山水の整備を始め、この時中国の東北や山東省などから8品種、3000本あまりの桜を移植しました。
2001年、更に400本の染井吉野の桜を植え、西門と山の南側も桜の花見の名所となりました。
2002年、中日国交正常化30周年記念の植樹活動で、思川桜、南殿桜、太白桜、青肌桜などの新しい品種が植えられました。現在は、早い時期に植えられた桜の一部は元気に咲き誇っていますが、珍しい大山桜はだんだん少なくなっています。全体的には活気に満ちた新しい桜が多く中心になっています。
現在、玉淵潭公園の桜は主に大山桜、山桜、染井吉野、枝垂れ桜、八重紅大島、杭州早咲き桜、大島、関山、一葉、普賢象、麒麟、松月、有明、郁金などの品種があります。公園は桜の花見文化と中日友好のシンボルとなっています。西門の入り口には中国の有名な女流作家氷心の石刻があり、後ろの山には日本の小渕恵三元首相が植えた松があります。
■玉淵潭公園の桜花園
玉淵潭公園の「桜花園」は公園の西北部にあり、にぎやかな西第三環状道路のすぐ隣に位置しています。東西を貫く山があり、湖や緑に囲まれた庭園です。1989年に一般開放され、桜園の総面積は25ヘクタール。
園内には「桜棠春暁」、「桜洲秋水」、「柳橋映月」などと呼ばれる見どころがあり、毎年桜の時期には大勢の観光客が訪れ、至るところに春爛漫の雰囲気が満ち溢れます。
2014年の玉淵潭桜祭り(第26回)は3月21日から始まっています。(玉華、高橋)
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