武漢大学の桜は最初、中国を侵略した旧日本軍の高橋少将が1939年に植えたものです。桜は日本の国花で、それを武漢大学に植えることで武功を示し、長期に占領する意欲を表すためだったのでしょう。当時、植えられたのは50本ほどで、主に現在の桜園大道のあたりでしたが、1950年代に枯れ始め、1957年に大学の管理部門が老朽化した桜を一新しました。
今、武漢大学にある大山桜は1972年に中日国交正常化を祝うために、日本の田中角栄元首相が中国の周恩来元首相に贈った1000本の一部で、あわせて50本あります。
1982年に国交正常化10周年を祝うため、日本の日中友好協会と西陣織株式会社から100本の枝垂桜が贈呈されました。
また1992年、国交正常化20周年の際、日本の広島中国株式会社内の中国湖北朋友会の砂田寿夫さんから200本の桜の苗木が贈られました。現在、武漢大学校内にある桜の苗木は独自栽培したもの以外は、すべてこのようにして贈られたものです。(翻訳:ヒガシ 撮影:馬張禛子 彭悦)
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