北京市内の車の数は先週末、ついに400万台を超えました。北京市交通委員会によると、車の数が300万台から400万台まで増えるのに、東京では12年かかりましたが、北京はたった2年半だけでした。しかも、その勢いはまだまだ強くて、今は平均して週1万台のスピードで増えているのです。
もう1つ、政府の統計データを挙げると、今年10月の時点で、運転免許を持っている北京の人は563万人を超えています。今、街中を走っている車の数は400万台だから、563万から400万を引くと、あと160万台くらいのニーズがあるということでしょう。北京の車はまだまだ増えそうですね。
確かに、何年か前に比べて、私の勤める放送局内も自宅の近くも、駐車場が足りないという問題が起こってきました。とくに私の家の近くですが、駐車場がいっぱいになったので、しかたなく団地の中の歩道に駐車してしまう車もしばしば見かけます。それよりも、渋滞がひどくなってきているのです。同僚の話では、週末でも、ラッシュや長い列に並んだりするところがあるそうです。
金融危機に対応するために内需を拡大し、自動車の販売を促すのはいいのですが、バスや地下鉄などの公共交通機関がまだまだ発達していない中で、逆に道路と駐車場の混雑を招いてくる恐れもあるでしょう。これらのバランスをなんとかしてほしいですね。
さて、経済直行便、今週はまず、経済ニュースをお伝えし、続いて「中国ビジネス最前線」のコーナーでは中国製品の品質に関する話題をご紹介します。どうぞ最後までお付き合いください。
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