先週、ぞっとするようなニュースがありました。南極観測に取り組む国際機関、南極研究科学委員会の発表によると、地球温暖化が今のスピードで進んでいけば、90年後の2100年までに、海面は1.4メートル上昇する可能性があります。上昇の幅は、2年前の予想を倍くらい上回っているということです。
もし、本当にそういう風に上昇したら、インド洋のモルディブや南太平洋のツバルなどの島国が水没するほか、イギリスのロンドンやアメリカのニューヨーク、中国の上海などの沿海都市も、洪水の危険にさらされる恐れがあるということです。2100年、ふと聞いて、90年後のことだからまだ時間ある、それまでに何とかなるなどと思う人もいるかもしれませんが、でも、その危機を防ぐためには、いま、いますぐ行動しないといけないと思います。
今週月曜日、7日からデンマークのコペンハーゲンで国連気候変動枠組み条約締約国会議が開催されていますが、ぜひ、この会議で世界各国のこれからの責任を明らかにして、温暖化をくいとめるために皆で力を合わせて頑張るよう、私は期待しています。そして、私はこの番組をお聞きの皆さんと一緒に、日ごろから省エネに気をつけて、今の子供たち、10年後、20年後、100年後に生まれる子供たちのために、それから地球の未来のために頑張っていきたいと思います。
さて、経済直行便ですが、今週は中国のリンゴの名産地、洛川のリンゴ産業についてご紹介したいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。
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