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選者のプロフィール
 李順然、中国国際放送局(北京放送)元副編集長。著書に『わたしの北京風物詩』『中国 人、文字、暮らし』『日本・第三の開国』(いずれも東京・東方書店)などがある。
前書き
 漢詩は、ときにはわたしを励まし、ときにはわたしを慰め、ときにはわたしの心を洗い清めてくれる。訓読の訳文に加えて、素人のまったくの「遊び」だが、和漢折衷の自己流の戯れ訳を添えてみた。日本の歌人の名訳を添えた詩もある。読んでいただければ嬉しい。
選者のひとこと

 作者小伝では「病弱で辞職」と書いたが、このほかにも理由があったようだ。上述の詩で省略した冒頭の部分でも「中秩無(思ったような俸禄がもらえず)」「帰耕(田舎に帰っ田畑を耕す)」といった文字がみられる。いずれにしろ、盧照隣の生きた髙宗(李治)の時代は、善政といわれた太宗(李世民)の「貞観の治」の継続で、「永徴之政」と呼ばれ、太宗からの遺言という形で髙句麗とは停戦し、人口はひきつづき増え、経済もさらに栄えた。この詩からは、髙宗の「永徴之政」で、活気に溢れる唐王朝の姿がうかがえる。

紹介した『私の漢詩歳時記』

・わたしの漢詩歳時記ー二○一二年三月中旬
・わたしの漢詩歳時記ー二○一二年三月上旬
・わたしの漢詩歳時記ー二○一二年二月下旬
・わたしの漢詩歳時記ー二○一二年二月中旬
・わたしの漢詩歳時記ー二○一二年二月上旬
・わたしの漢詩歳時記ー二○一二年一月下旬
・わたしの漢詩歳時記ー二○一二年一月中旬
・わたしの漢詩歳時記ー二〇一二年一月上旬
・わたしの漢詩歳時記ー十二月下旬
・わたしの漢詩歳時記ー十二月中旬
・わたしの漢詩歳時記ー十二月上旬
・わたしの漢詩歳時記ー十一月下旬
・わたしの漢詩歳時記ー十一月中旬
・わたしの漢詩歳時記ー十一月上旬
・わたしの漢詩歳時記ー十月下旬
・わたしの漢詩歳時記ー十月中旬
・わたしの漢詩歳時記ー十月上旬
・わたしの漢詩歳時記ー九月下旬
・わたしの漢詩歳時記ー九月中旬
・わたしの漢詩歳時記ー九月上旬
・わたしの漢詩歳時記ー八月下旬
・わたしの漢詩歳時記ー八月中旬
・わたしの漢詩歳時記ー八月上旬
・わたしの漢詩歳時記ー七月下旬
・わたしの漢詩歳時記ー七月中旬
・わたしの漢詩歳時記ー七月上旬
・わたしの漢詩歳時記ー六月下旬
・わたしの漢詩歳時記ー六月中旬
・わたしの漢詩歳時記ー六月上旬
・わたしの漢詩歳時記ー五月下旬
・わたしの漢詩歳時記ー五月中旬
・わたしの漢詩歳時記ー五月上旬

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