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選者のプロフィール
 李順然、中国国際放送局(北京放送)元副編集長。著書に『わたしの北京風物詩』『中国 人、文字、暮らし』『日本・第三の開国』(いずれも東京・東方書店)などがある。
前書き
 漢詩は、ときにはわたしを励まし、ときにはわたしを慰め、ときにはわたしの心を洗い清めてくれる。訓読の訳文に加えて、素人のまったくの「遊び」だが、和漢折衷の自己流の戯れ訳を添えてみた。日本の歌人の名訳を添えた詩もある。読んでいただければ嬉しい。
選者のひとこと
 タイトルの「登科後」は「科挙に受かって」という意味。孟郊は、三年一度の科挙(中央官吏登用試験)に三度目の挑戦をして合格、すでに四十六歳だった。その底抜けの嬉しさを泳った一句。さむざむとした句が多く、「郊寒」と評された孟郊にとっては珍しく明るい詩だ。
 現在の中国の大学の統一試験は六月上旬の三日間、一千万人を越える人が受験し、及第落第……。さまざまなドラマが展開される。若者よ!落第もよし、来年がある。孟郊の時代のように、三年待たされることも、まして九年待たされることもあるまい。大学のそとにも道はある。
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