北京放送・中国国際放送局が企画したイベント「中国ロシア友好の旅」は、23日で出発から、30日目を迎え、サンクトペテルブルクに到着しました。北京放送・中国国際放送局のほか、人民日報、新華社、中央テレビなど、中国の主なメディアからなる合同取材班の車列は、これまで、およそ1万キロを走破し、ロシアの10の都市を経由し、サンクトペテルブルク市に到着しました。
これはサンクトペテルブルク市の歌です。取材班のおよそ10輌のオフロード車は、この音楽の流れる中、市中心にあるアサッキエフ教会前広場に入りました。この日の午後3時、入城式が始まりました。
ニゴラエビチ副市長は歓迎式で、北京放送の王冬梅副局長に、市のシンボルマークを贈り、市民を代表して取材班の到着を熱く歓迎しました。
「尊敬する皆さん、私は市政府と市民を代表して、『中国ロシア友好の旅』の取材班を歓迎します。皆さんは非常にたくましく、友好的です。あなたたちは英雄です」
ところで、入城式の前日、ロシアの旅客機がウクライナからサンクトペテルブルクに向かう途中で墜落し、170人死亡という大惨事が起きました。今回の「中国ロシア友好の旅」の入城式を予定通りに行うため、市政府は、哀悼日をわざわざ翌日の24日に延ばしました。
北京放送の王副局長は、取材班を代表して、遭難した全員に哀悼の意を表すると同時に、遺族たちに慰問の意を表しました。
そして、中国の記者たちがロシアで取材する感想について、王副局長は、「『中国ロシア友好の旅』は、両国の偉大な友情を発揚することを目的としています。これまでの1万キロあまりの道のりで、ロシアの10あまりの都市を訪ね、各種類のニュースを数百本出しました。これらの報道には、ロシアの人々が中国人に対する友情を表したものもあれば、地元が中国と行っている経済貿易協力、文化交流と中国人が地元の経済建設で果たした役割を反映したものもあります」
中国国務院報道弁公室の王国慶副主任も駆けつけ、「『中国ロシア友好の旅』は一ヶ月の旅を経て、およそ1万キロの長い道のりを辿ってきました。記者たちの報道は、中国人がより客観的、全面的に今日のロシアを理解するのに、プラスになると信じています。同時に、善隣友好、互恵共栄という新しい両国関係を、世界にアピールしました」
このほか、サンクトぺテルブルクに駐在する中国総領事館の田二龍領事は、ロシア政府と国民が今回のイベントへの支援に、感謝の意をしました。
「中国ロシア友好の旅」取材班は、24日、次の町、歴史文化の名所・ノフゴルドに向かい、取材を続けます。終着の町、モスクワにまた一歩近づきました。
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