中国ロシア友情の旅と題して、行われている国境を超えた報道活動に参加する中国の記者は、ロシアのブリャート共和国の首都ウランウデで、ポタポフ大統領にインタビューしました。
ポタポフ大統領は、中国ロシア友情の旅という報道活動を高く評価し、「この報道活動を支持する。この活動は、両国人民の相互理解と信頼を深めることができ、また、より多くの中国人にロシアのことを理解してもらうきっかけとなる。これは、両国の貿易をますます盛んにする重要な要素の1つだ」と話しました。
ブリャートと中国との関係発展、現地に在住している中国人が現地経済の発展に対して行ってきた貢献について、ポタポフ大統領は高く評価しました。また、「中国は、ブリャートの重要な貿易パートナーだ。ブリャートの対外貿易に、中国が占める割合は36%に上る。これは、非常に大きなシェアだ。このような協力がこれからさらに進むだろうと信じている。というのは、双方は、強い協力の意志をもっているからだ」と述べました。
ブリャート共和国はロシア連邦21の共和国の1つで、その南部はモンゴルに接し、面積が35万平方キロメートルで、人口105万人です。ブリャートの対外経済活動の中で、中国の内蒙古自治区は、重要な役割を果たしています。ポタポフ大統領によりますと、2003年末、ブリャートは、内蒙古自治区と貿易、科学技術と文化協力の協定に調印しました。現在、双方は各分野での協力が順調に進んでいます。また、双方は、このような協力がさらに発展することを希望しています。
ブリャート共和国は、華人と華僑が集中している地域で、ロシア連邦移民局によりますと、2005年、2200人の中国人がブリャート国内で、就業の機会を得たということです。そして、このうち、87%が自ら会社を立ち上げ、主に、農業、建築、小売と飲食業に携わっています。
ポタポフ大統領によりますと、現地の中国企業は地元の財政と雇用の増加に大きく貢献しています。現地の経済発展における中国人の役割は積極的で、先進的な技術と豊富な経験を持ち込みました。これは、現地の経済と社会の発展にとって必要不可欠なものになっています。
「中国人が携わる業種はすべて一定の高い技術を必要とするものばかりだ。中国人がブリャートの経済発展において、行った貢献を高く評価する」と語りました。
ポタポフ大統領は、この報道チームがロシアでの取材を順調に終えられるよう祈っていると語りました。(翻訳:ハルオ)
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