イランのIAEA・国際原子力機関駐在代表は19日、ウィーンで、イランの核問題を国連安保理に付託するというEUの計画を批判しました。
この代表は当日メディアに対し、「EUのこのやり方は、もともと解決しやすい技術問題を重大な政治的問題にした。イラン政府はEUと対抗するつもりはない」と述べました。
この代表は、「イランの核計画は全く平和目的に用いられるものである。イラン政府は核計画の監督問題でIAEAと全面的に協力するつもりである。外国会社を招いてイランのウラン濃縮計画に参与させるというイラン政府の提案は、核問題におけるイラン政府の最大の誠意と透明度を示している」と指摘しました。
同日、IAEAのエルバラダイ事務局長は、IAEAと協力して、IAEAの核査察関係者がイランの全ての核施設に入って査察することを許すよう、イラン政府に呼びかけ、関係方面が条件を作り上げて引き続きイランの核問題について交渉するよう希望しました。
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