KCNA・朝鮮中央通信社は16日論評を発表し、日本の中山成彬文部科学相がこのほど発表した「慰安婦」の存在を否定するなどの史実を歪曲する発言を強く非難しました。
論評は、「中山成彬氏は文部科学相として、国家の未来と隣国との関係に着眼し、言行を慎むべきである。しかし、中山氏は、日本の右翼組織の中で要職を任じ、何度もでたらめな発言をし、『右翼強硬派のスポークスマンであり、吹聴者のようなものだ』」と述べています。
この論評は、「日本が戦争中、他国の女性を強制連行して『慰安婦』として扱ったことは抹殺できない歴史の汚点であり、いかなる人もこの事実を否定することは許されない」としています。
論評は、「中山氏はこのほど、『従軍慰安婦』の史実を再度否定している。これは簡単にその個人的な見解だとみることはできず、日本の反動勢力が罪悪な歴史を否定する政治的な目的からのものだ」と指摘しています。
報道によりますと、中山成彬文部科学相は11日、ある集会で、「『従軍慰安婦』の問題は『根本的に存在しないものだ』」と述べたとのことです。
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