さて今回の１枚の写真。 北京市の繁華街の一つ、西単。大きなデパートなどが立ち並ぶ、この街にもクリスマスの季節がやって来ました。にぎわいを眺めていると、巨大なクリスマスツリーの下の部分だけ、スカートをはいたような色違いの不思議な光景。近づいてみると、恋人や家族が願い事を書いた紙をツリーに掛けていました。男性が彼女を肩車したり、腰を支えたりして、できるだけ高いところに"願い事"。日本人的には一足早い正月に見えてしまうのですが、恋人たちや家族にとって、楽しいひとときが流れ、思い出になることでしょう。もちろん、中国の習慣という訳ではなく、あるデパートのイベントの一環のようで、企画は大当たり、といったところでしょうか。

　前回お届けできなかった、「新沂市を訪ねて②」をお送り致します。観光地としての「一山一湖一古鎮」の一つ、馬陵山や、日本人には珍しい場所が登場します。（山下哲弥）