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台湾版グラミー、S.H.Eが完全復活

2012-07-02 10:53:51     cri    


五月天(メイデイ)が6冠に輝き


タニアは3度目の受賞で最多記録を更新

 台湾のグラミー賞と称され、中華圏で最も影響力を持つ音楽アワード第23回台湾金曲奨の授賞式が先週6月23日に台北市内で行われました。10部門でのノミネートを引っさげて式に臨んだ人気ロックバンド・五月天(メイデイ)は、当日、アルバム賞、楽曲賞、バンド賞、アルバムプロデュース賞、作曲賞、編曲賞の主要6部門を制覇し、注目を集めています。

 気になる男性歌手賞と女性歌手賞は、台湾のロックバンド亂彈のボーカル阿翔(アーシャン)、とシンガポール出身のシンガーソングライター蔡健雅(タニア・チュア)がそれぞれ獲得しました。特に、女性歌手賞ではノミネートに台湾の歌姫・アーメイこと張恵妹(チャン・ホイメイ)、同じくシンガポール出身の人気歌手・孫燕姿(ステファニー・スン)など強力な顔ぶれが並ぶ中、蔡健雅(タニア・チュア)がこの部門で3度目の受賞を果たし、前人未到の快挙を成し遂げました。

 また、新人賞には、原地の少数民族アーティスト、アミ族出身の以莉.高露(イリ・カオロ)が輝き、今後の活躍が期待されています。


S.H.Eが完全復活

 実は、今回授賞式のステージで復活ライブを披露したガールズユニットS.H.E(エスエイチイー)の3人にも注目が集まっています。

 S.H.Eは、台湾出身でアジア圏を舞台に活動する女性ボーカルトリオで、メンバーは任家萱(セリナ)、田馥甄(ヒビ)、陳嘉樺(エラ)の3人。2001年の結成以来、精力的に音楽活動を行ってきたほか、3人はソロとしても司会、女優など幅広く活躍しており、台湾トップアイドルグループとして中国をはじめマレーシア、シンガポールなど中華圏で絶大な人気を誇っています。

 音楽ジャンルは、典型的アイドル歌謡から、アップテンポなダンスチューン、スローバラード、ロックバラード、R&Bまでと幅広く、若者を中心に支持されています。声質や歌唱法に3人それぞれの持ち味があり、それを生かしたハーモニーも魅力的で完成度の高いパフォーマンスにも定評があります。

 そんなS.H.Eですが、2010年10月22日、メンバーの任家萱(セリナ)が上海でのドラマ撮影で全身54%の火傷を負ったため、グループ活動休止を発表しました。その後、2011年10月、任家萱(セリナ)はやけど事故を乗り越えて、ソロとして歌手活動を再開し、そのころからグループ活動復活への期待も大きくなってきました。

 実は、今回金曲奨の授賞式を前に実施したアンケート調査では、受賞式で見たいパフォーマンスについて回答者の69%がS.H.Eに「最も期待している」と熱く支持したそうです。そんなファンの強い思いで、S.H.Eの3人は遂に金曲奨の舞台で555日ぶりに完全復活を果たしました。

 当日のステージで3人はソロ作品を順次披露した後、グループの代表曲「SUPER STAR」と「SHERO」を3人揃って熱唱し、「再集結」したグループの自信と魅力を見せ付けました。全力で歌い上げた任家萱(セリナ)は、幕が降りると感極まって号泣する一幕もあり、会場を感動させました。

 金曲奨という晴れ舞台で完全復活したS.H.E、今後の動きからも目が離せませんね。(ミン・イヒョウ)

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