製作チーム
国際的に知られている香港の鬼才・彭浩翔(パン・ホーチョン)監督が遂に中国大陸市場に進出しました。大陸デビュー作とされる新作は、4部作からなるショート・ムービー・シーリーズ『四夜奇譚』。しかも、今回のシリーズは劇場公開せず、ネット配信によって全作品が順次オンライン上映される「インターネット映画」となっています。従来の劇場映画と違い、自宅で有料配信により新作が楽しめるというこの新たなエンターテインメントには注目が集まっているところです。この「インターネット映画」について、中国映画界の専門家3人に話を聞きました。
四夜奇譚~謊言大作戦 主演:ション・ユー(余文楽)
~清華大学新聞伝播(ニュース・メディア)学院常務副院長・尹鴻~
インターネット映画の発展に関心を寄せている尹院長は「2010年は中国インターネット映画の原点だ」と宣言し、「近年、中国では毎年500本の映画が制作されているが、伝統的な劇場映画の市場はほぼ『飽和状態』になっている。今後は、新たなルートを開発して新作をより多くの人に見てもらいたい」と説明しました。
また「インターネット映画は、資源の最適化という意味もあり、より多くの制作者に利益をもたらす」とそのメリットを強調し、「2010年はその第1歩を踏み出したところで、今後はさまざまな課題に直面するだろう」と述べました。
四夜奇谭~愛在微博蔓延時 主演:チャン・ジンチュー(張静初)
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