会員登録

中国映画の「ニュー・フロンティア」:『五月天(メイデイ)3DNA』

2011-09-28 17:20:17     cri    

五月天(メイデイ)のボーカル・阿信(アシン)

 中国初の試みで、台湾のトップバンド・五月天(メイデイ)によるフル3Dデジタル・シネマ・コンサート「五月天(メイデイ)3DNA」の全国ロードショーが9月23日から始まりました。中華圏で絶大な人気を誇るトップバンド・五月天(メイデイ)の初映画作品ということで、音楽ファンが劇場が埋め尽くしました。

 この作品は、昨年から実施してきた五月天(メイデイ)の「DNA ワールドツアー」44公演の中から厳選した11曲のライブ映像で構成されています。また、曲のインターミッションとして、3つのオムニバス・ストーリーからなるスペシャル・ショート・ムービーを組み入れ、斬新なエンターテインメント作品に仕上がっています。ちなみに、ショート・ムービーをシネマコンサートに生かす手法も初めての試みで、台湾の人気スター・劉若英(レネ・リウ)と任賢齊(リッチー・レン)が主演に起用されています。

 

曲の合間に用意されたスペシャル・ムービー:主演の劉若英(レネ・リウ)と任賢齊(リッチー・レン)

今年最後の大型連休を前に封切られたことから、好調な興行成績が見込まれるこの作品ですが、連休直前に第1弾メーキング映像もネット上で公開されました。シネマコンサートの公開で、五月天(メイデイ)のファン層はさらに拡大することでしょう。また、今回の作品をきっかけに、これから、より多くのアーティストによる3Dシネマコンサートが製作されると思います

 

【3Dシネマコンサートとは】

 歌手のライブ映像を3Dデジタル化して、劇場などで上映する映画作品のこと。ライブDVDと同様、ライブの模様が中心となりますが、3D映像化や劇場公開することで、より臨場感が出せて、ライブ映像を更に楽しめるエンターテインメントの新ジャンルとして期待されています。ライブ映像のほか、メーキングや、コメント映像、スペシャルビデオなど工夫を凝らした企画が多いことも特徴です。これまではライブ映像のDVD化が主流でしたが、今後は、ライブ映像を3D映画化して劇場で観賞する動きに人気が出るようです。日本の人気歌手・浜崎あゆみの3Dシネマコンサートも昨年日本で初公開されました。

【スタッフ】

監督:孔玟燕(コン・ウェンエン)

3D担当監督:曲全立(ジー・チュアンリー)

プロデューサー:陳鴻元(チェン・ホンユエン)

 

【メインキャスト】

五月天(メイデイ)=阿信(アシン)、怪獣(モンスター)、石頭(ストーン)、冠佑(グアンヨウ)、瑪莎(マサ)

スペシャル・ムービー:任賢齊(リッチー・レン)、劉若英(レネ・リウ)、林雪(ラム・シェ)ほか

【ストーリー】

 ストーリー①:舞台は広州。ご当地グルメ「咖喱魚丸(カレー風味のつみれスープビーフン)」の店を経営している父親の元へ、小学生の娘が「五月天(メイデイ)の上海コンサートを見に行かせてくれ」とねだってくる。娘のことが心配でならないが、ついついチケット売り場に足を運ぶことに。しかし、チケットはとっくに完売…

 ストーリー②:舞台は台北。失恋して落ち込んでいたタクシー運転手のところに乗ってきたのは、彼氏の浮気がばれて深く傷ついた女性。似たようなつらい経験を持っている2人は、夜の台北を当てもなくさまようことに。そこへ、互いに五月天(メイデイ)ファンであることに気づくのだが…

 ストーリー③:舞台は上海。自転車に乗って上海中を奔走している宅配便の青年は、一生懸命働いてお金を貯めるが、そのお金を使って、妹のために五月天(メイデイ)の上海コンサートのチケットを手に入れた。しかし、コンサート当日に、思いがけない事態が発生してしまう…

 それぞれ違った3つのストーリーの主人公の運命は、五月天(メイデイ)の上海コンサートをきっかけに、遂にリンクしていくのだ!(ミン・イヒョウ)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS