中国建国60周年を記念する映画『建国大業』は、今、上海で撮影が行われている。この映画に特別出演する俳優も増えており、カンフーのトップスターであるジェット・リーも6日、重慶交渉期間の毛沢東と蒋介石がパーティーで面会するシーンに出演し、国民党海軍上将の陳紹寛役を演じた。
特別出演のジェット・リー |
毛沢東(唐国強)と蒋介石(張国立)の会見 |
ジェット・リーが出演した場面は1シーンで台詞もわずか三言。しかし紺色の軍装を身につけたジェット・リーは、真剣に5回以上撮影を繰り返した。
ジェット・リーによると、彼の演じた陳紹寛は元国民党の海軍上将で、抗日戦争では多く戦功を立てたが、「中国人が中国人と戦うことは私にはできない」と内戦参加を望まず、蒋介石に辞表を提出した人物だという。
特別出演のジェット・リー |
重慶交渉で毛沢東と蒋介石が会見した時の写真 |
映画出演の報酬が1千万ドル以上だといわれるジェット・リーがこの映画に無報酬出演したのは、彼が経営している壹基金を長年サポートしてきた中国映画グループ(中影集団)への感謝でもあり、「戦争に反対する陳紹寛の態度は自分に似ている。私も平和を愛する1人」と考えているからだ。
ジャッキー・チェンやジョン・ウー監督、孫紅雷なども引き続きこの映画に出演し、陳凱歌監督は1949年に行われた「北京西苑空港での閲兵式」の部分を監督するという。
「チャイナネット」より
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |