中国の音楽シーンでは、日本語曲をカバーするケースは数え切れないほど…。あなたがお気に入りの中国語曲は、日本語曲のカバーかもしれません。そこで、今回の特集は日本語曲の中国語カバーをまとめてご紹介します。一味違う中国カバーでも、感動は変わらなかったのではないでしょうか?
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【オリジナル】 中孝介/「ホノホシの風」 |
中日文化スポーツ交流年のテーマソングを歌ったことでも知られる奄美大島出身の歌手・中孝介。そんな彼の歌を香港出身の歌手・陳暁東(ダニエル・チャン)がカバーしています。原曲は、中孝介の台湾デビュー盤に収録された「ホノホシの風」という曲。 南国情緒をしっとりと歌い上げたノスタルジックなナンバーですが、中国カバーのタイトルは打って変わって「父母」と名づけられ、両親へのメッセージソングに仕上がっています。特に、新たに書き下ろした中国語歌詞には、親子の絆をモチーフにした古代詩文のフレーズを生かしており、歌詞だけでも十分味わい深い作品です。 | |
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【オリジナル】 平井堅/「瞳をとじて」 |
平井堅の「瞳をとじて」をカバーしているのは、台湾のシンガーソングライター・游鴻明(クリス・ヨウ)です。「瞳をとじて」は大ヒット曲とあって、香港でも広東語でカバーされていますが、ラブソングでおなじみの游鴻明(クリス・ヨウ)のカバーバージョンをお勧めします。游鴻明(クリス・ヨウ)は、台湾ではラブソングの王子とも呼ばれており、数々のヒット曲を送り出したほか、いろんなアーティストにも楽曲を提供しており、シンガーソングライターとしても高い評価を受けています。彼がカバーした「瞳をとじて」の中国語バージョンは「我可以」という曲で、2004にリリースされたアルバムに収録されています。2人の歌声は少し違いますけれど、曲に託される切なさには変わりはありません。 | |
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【オリジナル】 森山直太朗/「さくら(独唱)」 |
森山直太朗のヒット曲「さくら(独唱)」の中国語カバーですが、こちらも大陸や台湾などでいろいろなアーティストにカバーされています。大陸の人気歌手・満文軍(マン・ウェンチュン)が歌った「再会吧」という曲がとても印象深いです。 これは、2004年にリリースしたアルバムの収録曲で、当時、満文軍(マン・ウェンチュン)は、日本を訪れたとき、ラジオのDJの薦めでこの曲を知りました。初めて曲のメロディを聴いたとき、絶対カバーしたいと決めたそうです。彼が歌った中国語カバーも原曲同様、前向きで人々に元気付ける曲となっています。ちなみに、中国語歌詞は有名な作詞家・李焯雄にお願いしたとのことです。 | |
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【オリジナル】 小林幸子/「幸せ」 |
歌手、俳優として活躍中の任賢齊(リッチー・レン)の曲「傷心太平洋」。これは自身の早期代表曲として知られていますが、原曲は、小林幸子の「幸せ」という曲。 幸せたっぷりの原曲のメロディに乗せて歌われるのは、果たせない愛を描いた切ない中国語の歌詞です。原曲とは、雰囲気がまったく違う作品になっています。 また、この曲は当時大人気だった時代劇ドラマの主題歌にも起用されたので、中国でも大ブレイクしました。 | |
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【オリジナル】 夏川りみ/「涙そうそう」 |
台湾の人気歌手・黄品源(ホァン・ピンユェン) の「涙光閃閃」。これは、タイトルどおり、夏川りみの「涙そうそう」の中国語カバーです。以前の番組では、シンガポール出身の女性歌手・蔡淳佳(ジョイ・ツアイ)のカバーバージョンを何度も紹介したことがありますけど、男性がカバーするのも、また新たな味わいがあるかもしれません。台湾では「流浪歌手(さすらいの歌手)」と称される黄品源(ホァン・ピンユェン)は中華圏では数々のヒットを飛ばしています。現在はテレビのパーソナリティとしても活躍しています。彼は、2006年に発売したベストアルバムに、この「涙そうそう」の中国語カバーを特別収録しました。カバーバージョンも同じような感動と希望を与えてくれるでしょうか? | |
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【オリジナル】 長渕剛/「しゃぼん玉」 |
人気デュオ・2moro(トゥモロー)のヒットナンバー「朋友出去走走(友よ!出かけよう)」は、長渕剛の「しゃぼん玉」の中国語カバーです。 2moro(トゥモロー) は、双子の兄弟の郭彦均(アンソニー・グオ)と郭彦甫(アンガス・グオ)が結成したボーカルユニットで、2007年にメジャーデビュー、現在は俳優としても活躍しています。この二人はこの前、「恋のマイアヒ」をカバーしたことでも知られています。今回は、長渕剛の曲に挑戦しています。カバーバージョンの「朋友出去走走(友よ!出かけよう)」は、彼らの初々しさが満喫できる青春ソングとなっています。 |
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