中国の音楽シーンでは、日本語曲をカバーするケースは数え切れないほど…。あなたがお気に入りの中国語曲は、日本語曲のカバーかもしれません。そこで、今回の特集は日本語曲の中国語カバーをまとめてご紹介します。一味違う中国カバーでも、感動は変わらなかったのではないでしょうか?
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【オリジナル】青山テルマFeat.SOULJA/「そばにいるね」 |
去年、日本で大ヒットした青山テルマFeat.SOULJAの「そばにいるね」という曲は、早くも中国語でカバーされることがわかりました。この曲をカバーしているのは、去年台湾のグラミー賞といわれる「金曲奨」の最優秀グループ賞に輝いたヒップホップユニット・大嘴巴(ダ・マウス)です。大嘴巴(ダ・マウス)は、日本人女性ボーカルを含む男女4人組グループで、2007年11月にアルバムデビューしました。そして、去年12月にはセカンドアルバムをリリース。「そばにいるね」の中国語カバー曲「永遠在身辺」はこのアルバムに収録されており、原曲と一味違う可愛らしいラブソングとなっています。 | |
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【オリジナル】宇多田ヒカル/「AUTOMATIC」 |
陳慧琳(ケリー・チャン)の「情不自禁」は、宇多田ヒカルのデビュー曲「AUTOMATIC」の中国語カバーです。 高校時代を日本で送ったという陳慧琳(ケリー・チャン)は、日本で音楽活動をしたこともあります。 1998年、「AUTOMATIC」が大ブレイクし、その翌年、陳慧琳(ケリー・チャン)は自身のベストアルバムにこの曲の中国語カバーを収録しました。 リズム感たっぷりのメロディーがとても気に入ったとのことです。 | |
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【オリジナル】美空ひばり/「川の流れのように」 |
江美琪(チャン・メイチー)の「双手的温柔」は名曲中の名曲・美空ひばりの「川の流れのように」の中国語カバーです。この曲は彼女のサードアルバムの収録曲で、発売してすぐ話題となりました。初めてこのカバーを聞いたとき、本当にびっくりしました。オリジナルバージョンとはまったく違うしっとりとした歌い方や、アコースティック・ギターを生かしたアレンジから、まるで新しい作品のように聞こえましたが、懐かしいメロディからカバーだとわかりました。 中国語歌詞を書き下ろしたのは、台湾の有名な作詞家・姚謙(ヤオ・チエン)。彼が昔日本を旅していた時、たまたま「川の流れのように」を耳にしたのがきっかけで、いつか必ずその美しいメロディーに乗せて歌詞を書きたいと思っていたそうです。そして、江美琪(チャン・メイチー)のセンチメンタルな歌声が最も曲の雰囲気を引き立てるのではと言ったというエピソードもあります。姚謙(ヤオ・チエン)にとって、思い出深い作品でもあります。 | |
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【オリジナル】 THE BOOM/「島唄」 |
マレーシア出身の歌姫・梁静茹(フィッシュ・リョン)の「不想睡」は、THE BOOMの名曲「島唄」の中国語カバーです。 "癒し系の女王"と呼ばれる梁静茹(フィッシュ・リョン)ですが、ジャンル違いのTHE BOOMの曲を意外にも大胆にカバーしています。これは、彼女が2003年にリリースしたベストアルバムに収録された新曲で、日本っぽいアレンジが印象的で、当時も大ヒットしました。 新しく書いた中国語歌詞は、愛の誓いを歌った内容となっていて、フィッシュ流のラブソングに生まれ変わっています。 | |
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那英(ナー・イン)/ 「相見不如懐念」 |
原曲は、ASKAの作品「GIRL」です。那英(ナー・イン)は、大陸では誰もが知っているトップシンガーですが、近年は音楽シーンから遠ざかっています。 | |
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莫文蔚(カレン・モク)/「盛夏的果実」 |
香港の人気歌手・莫文蔚(カレン・モク)の大ヒットナンバー「盛夏的果実」!原曲は、サザンオールスターズのあの名曲ではなく、UAの「水色」という曲です。オリジナルバージョンはあまり知られていない曲なのに、カバー曲が大ヒットになったというのは、本当に異例ですね。 プロデューサーの選曲が当たったのではないでしょうか?この曲は、中国では誰もが口ずさむほど大ヒットしており、カラオケでもよく歌われています。莫文蔚(カレン・モク)の代表曲ともいえるでしょう。 |
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