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季節のエンタメ特集:「冬歌特集」

2008-12-17 12:05:07     cri    

 今年12月上旬、北からの寒波が中国に上陸し、ほとんどの地域で激しい冷え込みが続いています。ここ北京でも、先週最低気温が初めて氷点下10℃まで下がり、冬本番に入りました。

 日本の皆さんはこんな冬の日をいかがお過ごしでしょうか?くれぐれも風邪を引かないようお体に気をつけてください。

 今回の特集はこの季節に合わせて、心温まるような「冬歌」をお送りしたいと思います。

お勧め

范曉萱(メイビス・ファン)「雪人(スノーマン)」

冬歌の定番范曉萱(メイビスファン)の「雪人(スノーマン)」という曲。彼女自身の代表曲にもなります。

范曉萱(メイビスファン)は台湾出身の女性歌手、デビュー以来、数々の名曲を世に送り出していますが、『ちびまる子ちゃん』の主題歌を中国語でカバーしたことでも知られています。

「雪人(スノーマン)」という曲は、12年前、199612月に発表した作品で、しっとりと歌い上げた切ないラブバラードです。今でも、この季節になるとよく耳にします。

 

 

馮暁泉(フォンシャオチュアン)/「氷糖葫芦(ビンタンフールー)」

北京の冬の風物詩といえば、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?美しい銀世界?それとも、温かいしゃぶしゃぶですか?

僕が思い出すのは、北京の冬を代表するおやつ糖葫芦(タンフールー)です。

「糖葫芦(タンフールー)」とは、サンザシ飴ことで、北京をはじめとする中国北部の伝統的なおやつです。串刺しにしたサンザシに、砂糖を溶かした飴をからめて作ったおやつです。作りたてすぐは、あめは柔らかいのですが、冬の寒い時期はすぐに飴がカチカチになり、ガリッと口の中で砕ける食感がたまりません。

また、固まった透明の飴は氷のようにも見えるので「氷糖葫芦」という人もいます。昔、自転車の荷台にサンザシ飴をのせて売り歩く「糖葫芦屋さん」をよく街角で見かけたものです。最近では、そんな「糖葫芦屋さん」はほとんど姿を消しましたが、その代わりに、スーパーの一角には、専門の売り場がだんだん増えています。街角は少しさびしくなりましたが、スーパーで扱われる「糖葫芦」は種類も増えました。昔からサンザシが定番ですが、このほかに山芋も材料としてよく使われています。最近は、新しい種類も続々と登場して、イチゴミカンバナナブドウキウイプチトマトなどもあります。また、サンザシの中に餡子を入れたり、サンザシの間に胡桃を挟んだりと工夫を凝らしている店も多いです。話によると、すっぱいサンザシと砂糖は、とても相性がいいので、いっしょに食べると美味さが引き出されることから、糖葫芦という食べ物が考え出されたそうです。また、サンザシは、食欲増進の効果もあるので、健康食品としてもお勧めの一品です。

馮暁泉(フォンシャオチュアン)の「氷糖葫芦」は、まさにこの「糖葫芦(タンフールー)」を歌う曲。中国大陸のミュージシャン馮暁泉(フォンシャオチュアン)は、もともと民族楽器の演奏家として活躍していましたが、94年、彼が作曲した「中華民謡」という曲が大ヒットし、流行音楽に転向しました。今日ご紹介する「氷糖葫芦」という曲は、彼が舞台劇のために書き下ろした主題歌ですが、舞台劇のヒットにより、この曲も広く知られるようになり、馮暁泉(フォンシャオチュアン)は、歌手としても高い評価を受けました。

張玉華(セレストチャン)「雪花飄(雪の花が舞う季節)」

シンガポール出身の女性歌手、張玉華(セレストチャン)は、モデル経験もあり、2002年に歌手デビュー。

大ヒットナンバー「雪花飄(雪の花が舞う季節)」という曲は、心地よく聞けるミディアムバラードで、2004年に発表したベストアルバムに収録されています。また、アメリカの人気歌手ジュエルの名曲「スタンド」の中国語カバーとしても知られています。最近、彼女は歌手活動から遠ざかっていますが、ドラマや映画に立て続けに出演しており、女優として大活躍中です。

李宇春(クリスリー)の「冬天快楽(ハッピーウィンターデイ)」

李宇春(クリスリー)は、中国の人気オーディション番組をきっかけにブレイクした女性歌手。ボーイッシュなルックスや個性が印象的で、メジャーデビュー前から、ファンから絶大な支持を得ています。「冬天快楽(ハッピーウィンターデー)」という曲は、彼女自身の誕生日に合わせてリリースしたシングルで、中国語の「生日快楽(ハッピーバースデー)」という言葉をかけて、タイトルは「冬天快楽(ハッピーウィンターデー)」となっています。

 

老狼(ラオラン)/「北京的冬天(北京の冬)」

大陸の人気歌手老狼(ラオラン)が去年発表したニューアルバムから「北京的冬天(北京の冬)」という曲をお勧めします。

老狼(ラオラン)は「学園フォークソング」を音楽ジャンルとして定着させた人物といっても過言ではありません。90年代初頭に「校園民謡」つまり「学園フォークソング」というジャンルの音楽が流行しました。中国の改革開放が始まって間もない90年代初頭、音楽の世界にも変化が現れ始めます。ポップス音楽が流行し始め、社会の変化に最も敏感な若者たちが悩みや希望、初恋のときめきなどを音楽という形で表現するようになったのです。こうした背景の下で、「学園フォークソング」というジャンルが生まれました。

老狼(ラオラン)がブレイクしたきっかけは、1994年に発表した「同卓的[](隣の君へ)」という曲。「北京的冬天(北京の冬)」は07年に発表したアルバムのタイトル曲で、自分が暮らしている街北京には、きっと特別な思い入れがあるでしょう。

游鴻明(クリスユー)/「譲我取暖(暖めてくれ)」

これは、以前、人気歌手の王力宏(ワンリーホン)と彭羚(キャスパン)に、デュエットソングとして提供した曲でしたが、游鴻明(クリスユー)のセルフカバーバージョンもあります。

ほのぼのとしたメロディを聞くたびに、恋人たちが寄り添う冬の風景が目の前に浮かんできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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