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北京の地下鉄の旅 ー雍和宮駅(雍和宫站)ー

2011-09-02 15:45:37     cri    

 この駅は地下鉄2号線の乗換駅です。出口を出ると、真っ先に目に飛び込んでくるのは赤い塀で囲まれた雍和宮です。雍和宮はチベット仏教の博物館とも呼ばれ、国内最高レベルのチベット仏教寺院です。寺ではなく「宮」と呼ばれていることは、ここが特別な地位にあることを示しています。牌坊と天王殿、雍和宮大殿、永佑殿、法輪殿、万福閣寺などの5つの壮大な大殿から成り、それらは全て塀で囲まれ、南から北へ向かってだんだんと小さくなっていくよう配置されています。高くそびえる屋根を持つ雍和宮は、漢族、満族、蒙古族、チベット族の特色を備えています。観光客ばかりでなく、長い線香を手に願かけをする市民の姿を見ることもできます。

観光スポット

地壇

 壇とは、古代に祭祀やその他の大きな行事を行うの用いた台のことで、ここは北京に5つある壇のうち、2番目に大きいものです。1530年に建設され、明と清の2つの朝廷の皇帝が祭祀を行った場所です。そして、中国に現存するうちで最も大きい壇でもあります。1925年に公園として一般開放され、1928年に現在の地壇公園と名前がつけられました。公園の中にはレストランもあり、のんびりと時間が過ごせる場所です。

 アクセス:地下鉄B出口出て、二環路を渡って北方向へ進む。

雍和宮

 雍和宮は、北京で最も大きいチベット仏教寺院です。清の康煕33年(1649年)に建てられ、雍正帝が賜り、雍親王府と呼ばれました。雍正3年(1725年)に王府は御所となり、雍和宮と改められました。雍正13年(1735年)に雍正帝が亡くなり、棺が置かれた地であり、乾隆帝が誕生した地でもあります。2人の皇帝が生まれた地として、ここは「龍が住む恵まれた地」と称されました。このため、建物は黄色い瓦と赤い壁という紫禁城(故宮)と同じ規格で造られたのです。

 アクセス:地下鉄C出口出て、南へおよそ50メートル。

国子監通り(国子监街)

 北京でこの通りほど、特別な栄誉をもったものはありません。すでに700年の歴史があるこの古い通りは、中国の文化的な空気に満ち溢れています。今も4つの牌坊があり、東西に伸びる全長680メートルの道です。東は雍和宮大街に始まり、西は安定門内大街に至ります。この道には、孔子廟、国子監(元、明、清時代の最高学府)、北京松堂博物館など見どころがたくさんあります。

 アクセス:地下鉄D出口出て、雍和宮大街に沿って南へ直進。

グルメ

金鼎軒レストラン(金鼎轩酒楼)

 古代建築を模倣したその外観は豪華で、夜もひときわ輝き中国風情を満喫できる海外からの観光客に人気のレストランです。営業時間は24時間で、他の店がすっかり閉店してしまった後でも、美味しい中華が食べられます。深夜でも多くの客でにぎわっています。

 アクセス:地下鉄B出口出て、二環路を渡って北方向へ進む。地壇公園南。

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