張自忠路はもともとは鉄獅子胡同と呼ばれていました。明、清、民国、共和国の何百年かの時空を経た歴史的な胡同です。数多くの歴史的人物と深く関わっている場所でもあります。袁世凱、孫文、宋慶齢、郭沫若、老舎、毛沢東、周恩来、劉少奇など、わたしたちが良く知る人物たちの名が挙げられます。
抗日戦争が終わり、1947年3月13日に現在の張自忠路に改名されました。
観光スポット
段祺瑞執政府跡(段祺瑞执政府旧址)
まだここが鉄獅子胡同だった頃、段祺瑞執政府の住所は「1号」だったため略称で「鉄1号」と呼ばれていました。清代ここには、和新王府、貝勒斐蘇府、和敬公王府という3つの府が置かれていました。清末期に和新王府、貝勒斐蘇府の建物は撤去され、レンガと木造づくりの楼閣が再建されました。ヨーロッパの伝統建築様式が用いられました。1912年に袁世凱が中華民国臨時大統領に就いた時、総統府と国務院はここに置かれました。
アクセス:地下鉄A出口出て、張自忠路に沿って西へ50メートル。
和敬公主府(和敬公主府)
和敬公主(1731~1792年)は、乾隆帝の三女です。乾隆12年(1747年)3月、16歳で嫁ぎ邸宅を賜りました。現在は敷地内に中信証券会社と敬府ホテルがあります。
アクセス:地下鉄A出口出て、張自忠路に沿って西へ100メートル。
南鑼鼓巷(南罗鼓巷)
南鑼鼓巷は旧街道で、今も元大都の町並みや胡同の様子が伺えます。そんな歴史ある古い街道も今、若者や観光客が集まる人気スポットとなっています。古い町並みを利用した新しいお店が路の両側をにぎやかに飾り、レトロな雰囲気が味わえます。ショッピングにも最適で、ファッション誌でも数多く取り上げられています。またドラマのロケ地としてもよく使われ、カメラを手にした人の姿もよく見かけます。カフェやレストランもありガイドブックに記載され、外国人にもよく知られています。
南北の長さはおよそ1000メートル。この南北線を軸に東西あわせて8本の路地が伸びています。歴史遺産も数多くあり、散歩するだけでも楽しいエリアです。
アクセス:地下鉄A出口出て、張自忠路に沿って西へまっすぐ。地安門東大街に入り右へ。
グルメ
文字ヨーグルト店(文字奶酪店)
宮廷で食されていたヨーグルトの専門店です。お店は小さいながら、「北京必見スポットベスト50」に選ばれるほどの人気店です。餡子をカッテージチーズで巻いたお菓子、独特な風味のヨーグルトなど、北京ならではのデザートが楽しめます。
アクセス:地下鉄A出口出て、張自忠路に沿って西へまっすぐ。
地安門東大街に入り右へ曲り南鑼鼓巷中。(黒胡麻胡同口)
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