われわれの日常生活によく食べる食物は人々があまり分からない効用を持っています。以下はいくつかの食物の妙な効用です。

　第一に、酢の効用です。

　料理する時少しの酢をつけると、料理の香りを増やし、脂っこいを抑えることができます。ヒツジの肉を料理する時、酢を少しつければ、ヒツジの肉の生臭いの匂いを解けることができます。料理が辛すぎると感じる場合、酢を少しつければ、辛味がすぐ小さくなります。

　甘いお粥を煮る時、酢を少しつけると、お粥がさらに甘くなります。肉や牛肉を煮込み、またコンブ、ジャガイモを煮込む時、酢を少量つければ、熟しやすいです。ナスを炒める時、酢を少量つけると、ナスの色は黒くなることをなくします。

　第二に、ビールの効用です。

　夏になって、冷たくなった紅茶の中に3分の1のビールを加えると、暑気を払えるビール紅茶が出来上がるのです。蒸そうとする薫製したものにビールを少しつければ、蒸す時間を短縮することができます。ご飯を作る時、水の中に少しをビールを加えれば、飯の粒がかまにくっつかないです。

　脂肪が割合多い肉や魚を料理する時、適量のビールをつけると、魚と肉がもっと柔らかくなります。牛肉を煮込む時、水の代わりにビールを使って煮込めば、出来上がった牛肉はさらに美味しくなるそうです。ニワトリを蒸す時、そのニワトリを、適量のビールを入れた水の中に入れて15分ぐらい漬けてから蒸したら、肉が非常に柔らかく香りも大きくなります。

　第三に、塩の効用です。

　割れ目のあるタマゴを煮る時、蛋白は割れ目から流れ出しやすいことに対して、塩水の中に入れて煮れば蛋白は外に流し出すことを避けられるのです。

　野菜を塩水で浸してから洗えば、きれいに洗いやすいのです。ニガウリやダイコンなどの苦味や渋味のある野菜は、切った後少量の塩をつけて漬け、その汁を濾過してから料理すると、その苦味や渋味を減らすことができます。

　新鮮な魚を塩水の中に入れて洗えば生臭いを除くことができます。魚を煎じ、食物を油揚げまたは炒める前、鍋の中にすこし塩を入れると、油が鍋の外にはね上がることを避けられます。

　酢の中にすこし塩を入れると長く貯蔵することができます。新しく購入したガラス容器を塩水で煮てから使用すれば、冷たきに出会っても壊れにくくなります。