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中国の童謡50年ー童話の幻滅

2010-04-14 10:39:36     cri    

 すべての人の心の中には、忘れられないメロディーがありますね。それは、子供のときから聞きなれた童謡なのかもしれません。どんなに時が経立っても、また、世界のどこにいても、あの懐かしいメロディーが心の底から湧いてきます…  

 一.60、70年代の童謡:あの質素な時代

 「小船を漕いで、波に向かう。水面には美しい白塔の影が映り、緑の木と赤い壁に囲まれたこの湖。小船がゆらゆらと波に揺れ、涼しい風が吹いてくる…」

 60、70年代は質素な時代でした。あの時代に生まれた私たちは、子供のころ、あまり豊かな生活には恵まれませんでしたが、多くの質素でありながらもすばらしい童謡を聴きながら育っていました。今でも、このような透明な歌声を聞きますと、もっとも純真な少年時代に戻ったように感動します。

 この曲の名前は「ハンカチおとし」です。これは、ハンカチ落としのゲームをやるときに歌うものです。簡単にゲームを紹介してみましょう。これは数人の子供と一緒にやるものです。まず、ハンカチを一枚用意してください。みんなでジャンケンをしてオニを一人決めます。ほかのみんなは円を作り座ります。オニはハンカチを持って座っているみんなの周りをクルクル回ります。そして、座っている誰かのところにハンカチをそっと落とします。もちろん、気づかれないようにですよ。座っている人はオニの手にはもうハンカチがなくなったことに気づいたら、自分の後ろをチェックしてください。あった!としたら、さっさとそれを持ってオニをに追いっかけます。オニがあなたの位置に座れない前にまで捕まえられると、何か出し物をださなければなりません。また、もしオニに追いつけられず、自分の位置が奪われたとすれば、あなたがオニになり、ハンカチを持って円を回りながら誰かの後ろにハンカチを落とすのです。このように繰り返してやる遊びです。

 このほか、《小燕子》(ツバメ)や《小二郎》(学校に行く子供)、《听媽媽講那過去的事情》(昔のことを母から聞いた)などなど、多くの美しい童謡が広く歌われ、数十年もはやり続けていました。

 二.80年代の童謡:国内の歌と海外の歌が山分け

 80年代の少年少女たちも幸せでした。「小さい法螺」や、「この世にママしかいない」など国内の童謡のほか、海外のアニメーションが中国のテレビで放送されることに伴って、「鉄腕アトム」、「一休さん」、「小さな森の妖精 あいあむ!スマーフ」などのアニメのテーマ曲も馴染まれていました。

 「この世にママしかいない」、今でも愛唱されているこの悲しい歌は、《??再?我一次》『ママ、もう一度愛して』という家庭倫理映画のテーマ音楽です。映画そのものは見る人すべてが涙をこぼすほどの感動的なものでした。と同時に、この歌も子供たちに愛唱され、今のカラオケでも子供たちの名曲です。

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