中国の温泉と日本の温泉との一番の違い、中国でほとんどの温泉は水着を着て入ります。中国で、温泉に行くなら、水着を持っていくのは常識なんです。日本でも、混浴の温泉などでは水着OK というところもあるが、温泉好きの人は水着なんか着てはいるのは邪道だ!という人が多い。この辺も、文化の違いでしょうね。でも、水着でもいいから温泉に入りたい!どこにあるんですか?今日は北京の温泉をご紹介しますが、北京の温泉といえば、一番有名なのは小湯山です。
北京の北郊外、昌平区の東側に、300年以上の歴史を誇る有名な温泉、「小湯山」があります。「小湯山」は中国十大温泉の一つで、清の時代は皇室がくつろぐ場所でした。今は温泉リゾートになり、北京の人々にとっては、温泉を楽しむ名所となりました。基本的に巨大な共同浴場が一つで、ほかには、いろんな漢方の薬剤を入れた湯もいくつかあります。一部の温泉施設では、スイートルームにプライベート温泉もあります。巨大温泉は水着を着ながらみんなで一緒に入るもよいし、客どうしで話し合って男女別に入るのも、家族別に入るのも良いのです。どちらにしても、たとえ満室であっても人数はたかがしれているのでゆったりとくつろげます。
日本の温泉街のように、温泉のある、複数の施設があるわけですね。・・肝心な泉質は何ですか。硫黄泉です。北京で多くの温泉パークと違って、小湯山辺りの温泉は地下2000メートルからくみ上げられており、源泉の温度は30度ちょっとで、沸かし湯ではあるんですが、100%の温泉なので、硫黄泉の特徴である温まりやすさはみじんも損なわれていませんね。
今年、日本語部の秋のピックニック、温泉券を配るそうですが、小湯山辺りの温泉かな?そう期待していますね。昔、日本語部も秋か冬のピックニックに温泉巡りへ行ってきました。今年はどこなのか楽しみですね!(つづく)
冬を楽しむSP③——雪景色を楽しめる名所
去年、北京で雪が降った日、公園では雪をほうきで掃き集めていた。とっても軽い雪で、湿気が少なくて、私には雪から水分がすっかり取れた雪の殻を見ているような気がした。北京の雪景色は北海道と比べ物になりませんね。時に地球温暖化の影響を受けて、ここ数年、雪の日がだんだん少なくなっています。雪景色を楽しめる日、待ち遠しいですね。
<北京の雪景色を楽しむ名所>
①香山公園:北京市内から約20キロ離れた西北郊外にあります。1186年に造園され、金の時代から皇帝の行宮とされました。その後、歴代の皇帝がここに離宮を修築しました。美しい景色は四季折々の姿が楽しめ、春のピクニック、夏のキャンプや避暑、秋の紅葉狩り、冬の雪景色を楽しめる絶好の場所とされています。時に、香山の気温は市内から3、4度ぐらい低いので、雪が降ると、すぐに溶けないので、白い帽子をかぶっている山々はまるで水墨画のようです。
②天壇公園:北京市の南部にあり、昔は天を祭る場所でした。北側が半円形、南側が方形で、古代中国の「天圓地方」(天は丸く、地は四角い)という宇宙観を表しています。また、天の神様に崇拝を表すため、天壇公園にある建築群の屋根はすべて紺色の瑠璃瓦を使っていますので、雪が積もると、青い空に白い雪、そして紺色の瑠璃瓦は映りあって、とっても綺麗です。昔は冬至の日、皇帝は紫禁城から天壇へ来て、天を祭る儀式を行います。今でも、毎年の冬至になると、天壇公園で天を祭る儀式を再現するキャンペーンなどが行われます。
日本から北京に来る観光客は、万里の長城、紫禁城、北京動物園あたりがお決まりのコースですが、冬には天壇公園もいいですね。ただ、どこに行くにしても北京の冬はとても底冷えがして寒いので防寒着と防寒帽子は必需品です。念のため。
北京の冬を楽しむコツ、グルメにしても、名所旧跡にしても、面白いホットスポットにしても、まだまだ沢山あります。時間の関係で今日はここまでにします。皆さんは何かリクエストがございましたら、ぜひ教えてくださいね!(11月15日オンエア「イキイキ中国」より)
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