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四川大地震、3年目を迎えた(その一)北川の再生

2011-05-12 11:34:54     cri    

 日本大地震から2ヵ月が過ぎました。震災地の復興や再建、まだまだ長い道のりがあるけど、心のケアもたいへん重要なことです。こちら中国では、四川大地震から3年間が過ぎました。3年の間、震災地の人々の生活に一体どんな変化があるのか。今日の「イキイキ中国」は四川大地震、3年目を迎えたスペシャルをお届けします。

 北川県は3年前に発生した四川大地震で、被害がもっとも深刻な地区です。廃墟から立ち直った北川、この3年間に、全国各地からの人々と共に、奇跡を作りました。






















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 四川大地震の後、中央政府は経済力がある19の省を指定して、被害が深刻な四川省の県と友好関係を結び、支援を提供するように決めました。北川県の友好都市は山東省です。山東省は10万人を集めて、北川県の街づくりに取り組みました。

 四川大地震で、北川県では1万5千人が犠牲となり、4000人が行方不明のままです。再建は困難を極めました。そして、元の県城はほぼ壊滅となったため、専門家の意見によって、新しい場所に県城を作ることにしました。昔の県城の遺跡はそのまま保留して、地震博物館になったということです。

 新県城の建設には総額120億元が投入されました。去年9月に、新県城はようやく竣工し、今年の2月1日に、盛大なオープニングセレモニーが行われ、北川県の人々はやっと新しい家に住むことができました。

 新しい北川県の県城は面積4平方キロで、広々とした道路が整備され、チャン族の伝統様式を採用した美しい住宅が立ち並んでいます。学校、病院、飲用水工場などの公共施設も充実しています。7400世帯が新居に入居しました。また、これらの建物は震度8の地震に耐えられる耐震構造だということです。耐震のほか、新しい北川は緑化を重視しています。一人当たりの緑地面積は16平方メートルで、自然との調和を至る所に見ることができます。

 新しい北川県には、農業モデルパークや、農産物の貿易センター、チャン族の商業街などが建てられました。リスナーの皆さんもご存知のように、山東省は中国では野菜栽培の優れた省です。山東省が北川県を援助したのは、施設の援助だけではなくて、農業栽培の技術支援も含まれています。

 

 住居だけではなく、仕事のことにも配慮し、生活そのものの支援を行ったんですね。施設など、建物が倒れたら、また建てなおすことができますが、仕事を失った人も多かったですよね。それと気になるのは、心の問題です。地震を経験した人々の心の「再建」はどうなってるんですか。地震が発生してから、全国各地からのボランティアが北川にやってきました。北川の再建はインフラ施設など、ハード面の再建だけではなく、心のケア、精神面の再建も非常に重要視されました。今年22歳の王玉閣さんはボランティアとして、地震発生後、2回も北川を訪れました。地震で両親が亡くなった孤児たちに会いにいくことが王さんの仕事です。子供たちと接する3年の間に、王さんはいろいろと発見しました。

 「心理カウンセリングを受けた子供は地震発生後よりずいぶん明るくになったように思うし、人とのコミュニケーションも積極的になっている」というのが王さんのコメントです。これまでは、北川県では、560人の子供がボランティアからの心理カウンセリングを受けました。3年間は決して長い時間ではないですが、生まれ変わった北川県とそこに暮らしている北川人の生活に、大きな変化を見せています。(「イキイキ中国」より 05/12)

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