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<科学衛生>骨粗鬆症の予防と治療(上)

2011-04-22 16:15:32     cri    

 多くの人々が心臓血管病やガンなどの難病の予防と治療に全力を挙げている今、その危険性がそれらの難病に劣らない「ひそかな流行病」と言われる骨粗鬆症の発症が多くなっています。

 ひそかな流行病とは、発症の初期にほとんど自覚症状がなく、ちょっとしたことで骨折するケースが多いからです。昨今の健康教育において、骨粗しょう症は重視されていません。

 骨粗しょう症は系統的な骨の病気で、中高年に多く発症します。臨床の症状は主に、骨の痛み、猫背、身長が縮むなどの症状があり、骨折の原因にもなります。骨の痛みは、背中、腰、頚錐、手首、足首などの部位に発症しやすいです。また、一部の患者は痛みの原因をはっきり言えず、痛みの部位が姿勢の変化により変わり、症状は軽かったり、重かったりします。多くの場合、加齢に伴い、骨に含まれる鉱物成分が減少し、骨密度が低下します。その症状が明確になったときには、骨量はすでに50%以上流出しているため、治療を行っても直ぐに効果が現れません。

 中国解放軍第309病院骨内科の主任王亮医師は「中国では高齢者の骨粗しょう症の発症が比較的多く、その数は全人口の7.1%、約9000万人と言われています。老齢化に伴い、その発症率は上昇し、2050年までに2億2100万人になる予測です。ほとんどの高齢者は骨粗鬆症の苦痛に長期的に悩まされ、不便な生活を余儀なくされます」と語りました。

 骨粗鬆症の原因はまだ、完全にはっきりしていませんが、一般的に内分泌、遺伝、栄養、薬物、疾病などによるものです。その要因は複雑で、診断が確定され場合、症状の異なる段階、個人差、病症にしたがって、食療法、運動療法、薬療法、介入療法など総合的な治療法をとる必要があります。そして、気持ちを楽にし、生活習慣を正すことが大切です。骨粗しょう症の発症メカニズムは主に、原発性と継発性の2つに分けられています。継発性の場合、その原因を除去し、それに相応しい治療方をとるべきです。原発性の場合、発症の異なる段階に分けて予防と治療をする必要があります。現在、世界でも、骨粗しょう症を治癒する手段はなく、予防と症状の緩和しか出来ません。(翻訳:董燕華)

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