北京で30日に閉幕した「第4回グリーン資産(中国)フォーラム」によると、中国の環境保護産業は現在、年間12%から15%の速度で成長しています。第11次5カ年計画(2006―2010年)の末期の年間生産額は1兆元を突破する見込みです。中国の環境保護産業は08年末までに、汚染対策や生態保護の多くの分野をカバーし、商品数は3000種類以上、年間生産額は7900億元、関連企業は3万5千社余り、従業員は300万人超を数えるようになりました。
環境保護省科技規格局の劉志全・副局長によると、中国は第11次5カ年計画の開始以来、都市部の汚水処理やゴミ処理など環境保護インフラの建設への投資を大きく拡大し、政策や投資を通じて環境保護産業市場を潜在的なものから現実的なものへと変えました。中国は08年末までに1000億元以上を投資し、3億6300万キロワット分の石炭発電ユニットに脱硫装置を導入しました。また現在までに、1500カ所余りの汚水処理場が建設されました。これらは環境保護産業の発展を力強く引っ張っています。
劉副局長によると、環境保護産業は大きな発展潜在力を持つ一方、▽投資と融資のルートが限られている▽投資構造が合理的でない▽産業の集中度が低い▽汚水とゴミの処理費用の徴収体制が整っていないなどの問題を抱えており、これらの問題には指導と解決が必要です。また中国の環境保護産業は今後、(1)循環型経済に関連する循環利用を発展させる(2)汚染対策と生態保護(3)環境測定器と技術(4)環境サービス業の4分野に重点を置いた発展が進められる方針だということです。
「人民網日本語版」より
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