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中国の鉄道、2020年までに4万キロ余り延長シリーズ(1)

2008-12-02 12:45:00     cri    

中国の鉄道、2020年までに4万キロ余り延長シリーズ(1)

 今年から2020年までの12年間に中国では鉄道建設への投資総額が5兆元に達し、線路を4万キロ延長する計画です。そのときになると、60%の列車は電化され、旅行時間は半分に短縮され、幹線の80%ないし90%は貨物輸送に利用できるようになります。これは先月末、国務院が許可した「中長期鉄道網計画」修正案に示されたものです。こうして、2020年までに、中国では人々はより便利でより速く、より楽な鉄道サービスを受けることが出来るようになります。また、大規模な鉄道建設は内需の拡大だけではなく、投資環境の改善や経済の急速かつ安定的な成長にもプラスとなります。 

 2020年まで、中国は、時速250キロ以上の鉄道距離は1万6000キロにする計画で、これは、各省の中心地を結ぶ列車の運行所用時間は50%短縮され、中国の伝統的なお祭り・正月の春節の帰省ブームでも人々は楽に移動できるということです。また、2020年まで、鉄道の運行距離が4万キロ以上延長され、その長さは現在の50%に相当し、辺ぴな地方にも列車が走るようになります。 

 そして、石炭輸送能力は25億トンに達し、これは現在の石炭輸送の大動脈・大秦鉄道7本の年間輸送量に相当します。これによって、全国の1000社余りの火力発電所が石炭の輸送に悩まされることはなくなるでしょう。11月末、鉄道省が発表した「中長期鉄道網計画」の修正案はこの青写真を描き出しています。

 鉄道省はどうして、「中長期鉄道網計画」を修正したのでしょうか。これにはいくつかの理由があります。

 まず、元の計画は経済や社会の発展の要求を満たすことができなくなりました。「中長期鉄道網計画」は国務院が許可した初の業界計画であり、2020年までの中国鉄道建設の青写真でもあります。2004年1月に採択されたこの「中長期鉄道網計画」によって、青海チベット鉄道の建設を1年繰り上げて完成させたほか、6回にわたったスピードアップがなしとげられました。さらに、北京から天津までの高速鉄道も開通しました。

 しかし、輸送状況は依然として厳しいものがあります。毎年の春節、帰省の人びとは切符を買うため、数時間がけて、駅で長い行列を作っているのです。「黄金より切符を買うのが難しい」とよく言われています。毎年春節期間中、貨物輸送も困難な状態に陥り、35%しか需要を満たすことが出来ません。

 ここ数年、鉄道の建設が速いものの、経済発展に追いついていません。このため、「中長期鉄道網計画」を修正する必要が出てきたのです。(トウエンカ)

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