旅行時間が半分に短縮へ
今年から2020年までの12年間に、中国では鉄道建設への投資総額が5兆元に達し、線路を4万キロ延長する計画です。そうなれば、60%の列車は電化され、旅行時間は半分に短縮され、幹線の80%ないし90%は貨物輸送に利用できるようになります。これは先月末、国務院が許可した「中長期鉄道網計画」修正案に示されたものです。こうして、2020年までに、北京から上海まで現在の所要時間10時間から4時間に短縮され、北京から広州まではこれまでの23時間から6時間半に、昆明までは8時間たらず、ウルムチまでは11時間しかかかりません。これについて、鉄道省の副総工程師兼経済計画研究院の鄭健院長は、「もし、北京を起点とし、行き先の都市を終点とすれば、その間の距離は運行の半径となる。半径の運行時間は半日になる。これは過去、2、3日も列車にこもる旅行をしていただけに、想像も出来ないことだ」と話しました。
旅客輸送列車専用線路やコミュター・レール交通、旅客と貨物の輸送療法に使える線路からなる高速鉄道はすべての省の中心都市および人口50万人以上の都市を結び、総距離は5万キロ以上に延長し、全国90%の人口をカバーするようになります。2020年になると、鉄道の運行距離は合わせて12万キロに達し、時速250キロの線路の長さは1万6000キロになり、年間の貨物輸送量は1億トンを超える見込みです。
この大規模な鉄道建設はこれまでの中国の鉄道建設史上になかったものです。鉄道省の陸東福次官はこれについて、「2008年、全国で許可した鉄道建設プロジェクトは60件で、投資総額は7000億元に達した」と語りました。
そして、大規模な鉄道建設による旅客輸送専用線路が開通されたあと、切符の値段はどうなるのでしょう?旅客は周到なサービスを受けることが出来ますか?これについて、陸東福次官は「交通のインフラ施設としている鉄道の価格は高い利潤率をもうけるべきではない。鉄道の持続可能な発展を求めるには、公共利益を尊重し、公共サービスを保障し、輸送業の発展に良好な環境を作るべきだ。鉄道の大規模な建設の最終目標は国民により速く、便利な輸送サービスを提供することだ。そして需要の大衆化を満たす上、需要の多様性も満足させていく」と語りました。
「中長期鉄道網計画」修正案の実施は期待されていますね。
(担当:トウエンカ)
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