2万人を超える日本人が14日、国会を取り囲んで抗議集会を開き、集団的自衛権の行使容認などを含む安全保障関連法案に反対し、「戦争関連法制を許さないぞ」「安倍政権の暴走を止めよう」などのプラカードを掲げて抗議しました。
主催者の発表では約2万5000人が集まりました。沖縄県から来た大学三年生の玉城愛(20歳)さんはマイクを持って、人間の命を奪う戦争はいやで、人間の命を奪う共犯者になりたくないと大声で呼びかけ、市民たちの大きな拍手を獲得しました。
集会参加者らは「国際戦争支援法反対」「戦争法案を直ちに廃止しろ」「安倍政権の暴走を止めよう」などのスローガンが書かれたプラカードを掲げて大きな声で叫びながら強い不満を表しました。
東京のある大学の田村啓太研究員はベビーカーを押し集会に参加し、「今こそ法案廃止の鍵となる時期だ」という考えを表明しました。
民主党の長妻昭代表代行は講演で、憲法の約束を超えた法案を制定してはいけないと話しました。
社民党の吉田忠智党首は集会で、関連法案がまだ国内で採択されていないにもかかわらず、安倍首相がアメリカに「夏に法案の採択ができる」と約束したことは国会と国民を無視しているのと同じだと明らかにしました。
集団的自衛権の行使容認などを含む新たな安全保障関連法案が先月14日、内閣で審議し採択されました。国会でこの法案が採択されれば、日本は海外に軍隊を派遣することができ、第2次世界大戦以来の現状を変えてしまうことになります。しかし、関連法案は憲法学者、弁護士、政府法制局元幹部ら多くの人々からの反対を受けています。(殷、kokusei)国際・交流へ
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