中国の習近平主席は11日、ベラルーシの首都ミンスクでベラルーシのコビャコフ首相と会談しました。

　習主席は席上、「当面の中国とベラルーシの関係は急速に発展し、両国の実務的協力が絶えず拡大している。昨日行ったルカシェンコ大統領との会談で、両国が手を携えてシルクロード経済帯と世界反ファシズム戦争勝利70周年を契機に、伝統の友情を深め、政治的な支持を拡大し、全方位の実務協力を拡大しながら、国際問題や地域問題における協調と意思疎通を強めていくことを決定した」と述べました。

　さらに、「ここ数年、中国とベラルーシの2国間貿易額は大幅に増えている。双方の経済貿易協力には大きな潜在力があり、相互補完性が強く、大きな発展の可能性に恵まれている。中国ベラルーシ工業パークは双方の実務的協力の新しい試みで、シルクロード経済帯を構築する上でシンボル的なプロジェクトでもある。これを中心に国際的な競争力を備える産業を築き上げていくとともに、各分野における協力や地方の連携を推し進め、観光分野などにおける人文交流を促していく」と今後の両国関係の発展に期待を寄せました。

　これに対し、コビャコフ首相は「ベラルーシは中国の確固たる戦略パートナーである。両国は化学工業、生物、医薬などの分野における科学研究開発を推し進め、観光協力を拡大すべきだ」と述べました。（05/12　Lin　小山）