李克強首相は3月31日午後北京の人民大会堂で英国の新聞『フィナンシャル・タイムズ』のライオネル・バーバー編集長と会談しました。

　この中で、李首相は「現在、世界経済は依然として深い調整段階にあり、回復が低迷している。下振れリスクが高まる中、われわれは方向の定まった対策を取り、事前調整と微調整を強化すると同時に、行政の簡素化などの改革に力を入れ、市場の活力を生かし、経済運営を合理的な範囲内で維持している。中国が世界第二の経済体として中高速の成長を維持できたのは容易なことではない。今後も経済の持続的で健全な発展を保持する条件を備えている」とした上で、各国のメディアに対し中国発展と経済成長の先行きを客観的に報道し、内外の相互理解と協力を促すよう呼びかけました。

　これに対しバーバー編集長は「中国経済は歴史的な転換期を迎えている。国際社会は中国の経済成長に高く注目しており、国際問題において中国がより大きな役割を果たすことも期待している」と話しました。（ミン・イヒョウ、林）