中国の習近平国家主席は25日、北京の人民大会堂でアルメニアのサルキシャン大統領と会談しました。

　習主席は、ボアオ・アジアフォーラム2015の年次総会に出席するため中国を訪問したサルキシャン大統領に歓迎の意を表し、「国交樹立から23年の間、両国は互いに尊重と支持をし合い、平等互恵の関係を保ってきた。さらに国際や地域事務で歩調を合わせ協力し、両国関係は健全かつ安定した発展をし、重要な成果を収めた」と述べました。

　サルキシャン大統領は、「中国はアルメニアの友人であり、両国人民の往来の起源はシルクロードの時代にさかのぼる。長い歴史とともに、両国と両国人民は深い友情を築いた。アルメニアの独立後、両国は各分野における協力を絶えず深め、拡大し、政治的相互信頼も強くなっている。中国の政治上の支持や経済的支援に感謝している。中国はアルメニア外交の最も重要で優先すべき方向の1つである。アルメニアは自国の重要な道路、鉄道などのインフラ施設のプロジェクトがシルクロード経済帯に組み込まれることを望む。また、アルメニアは中国と共に努力し、両国関係を更なる段階に推し進めていくことを望んでいる」と述べました。（ooeiei、小山）