中国の習近平国家主席は16日午後、人民大会堂で欧州議会のマーティン・シュルツ議長と会談を行いました。

　習主席は「今年は中国とEU（欧州連合）の関係樹立40周年にあたる。40年この方、中国・EU関係は長足の発展を成し遂げている。中国は欧州の一体化建設を揺るぎなく支持し、欧州の発展を多極化プロセスの重要な一部分と見なしている。中国とEUのどちらも今、世界の重要な力であり、双方の利益は深く融合している」と話しました。習主席はまた、去年の欧州訪問を振り返り、「中国・EUが共に努力し、関係樹立40周年を新たなきっかけにして、ハイレベル往来を保ち、実務協力を拡大して、平和、成長、改革、文明という四つの面でのパートナーシップに花を咲かせて実らせるよう推し進めてほしい」と話しました。

　シュルツ議長は「目下、欧州と中国は多くの共通利益があり、似たような問題とチャレンジにも直面している。そのため、EUと中国の関係を強化することが極めて重要だ。EUは中国と手を携えて、各分野での実務的協力を積極的に強化し、欧州と中国のパートナーシップ関係が絶えず新しい進展を収めるよう推し進めていきたい」と表明しました。（Yan、林）