中国環境保護省の16日の発表によりますと、2014年末までに、全国338カ所の県級以上の都市に、合わせて1436の観測点を設置し、大気の観測を実施した結果、「大気汚染防止予防行動計画」の目標を1年前倒しで達成したということです。2015年1月1日から大気の新標準観測データをリアルタイムで公表しているということです。

　また、発表では中国は大気汚染の観測警報システムの構築を加速しているとしています。2014年12月、珠江デルタ地帯で大気汚染の予報警報プラットフォームが設立された他、現在までに、北京、天津、河北省と長江デルタ地帯、珠江デルタ地帯の3大重点地域では、大気汚染の予報警報プラットフォームが設立され、予報や警報をだしています。更に、2014年12月28日から、中国環境保護省と中国環境観測サイトのウェブサイトで、3大重点地域の大気汚染の予報や警報情報を公表しているということです。

　中国環境保護省は、2015年から全国の重点都市で大気汚染の予報警報活動を全面的に推し進め、全国の各省級、直轄市、省都や一部の都市で、予報警報のレベルアップを積極的に推し進めているということです。（劉叡、keiko）暮らし・経済へ