クリムキン外相は「9月に合意に達したミンスク協議の履行について主に討論する。現在の停戦はウクライナ政府がミンスク合意を履行したことによる成果だ。もっとも重要なのは各方面がミンスク合意の枠組みに定めた義務を履行することだ」と指摘しました。

　OSCEの事務総長特使は同日、キエフで「3者によるミンスク会合では双方による停戦、重火器の撤去、すべての捕虜の交換、民間武装勢力が支配する地域への人道支援物資の輸送など4つの問題について議論する」と説明しました。

　この3者によるコンタクトグループは9月5日にウクライナ東部にある民間武装組織の代表とミンスクで停戦合意に達し、19日に覚書に調印し、幅30キロの緩衝地帯を設けることを決めました。しかし、双方には現在、相互信頼が欠如しているため、停戦合意と覚書はいまだ効果的には実施されていません。（殷、高橋敬） 　国際・交流へ