アメリカ国務省は19日に、海外旅行中のアメリカ人が現地の危険な状況などに十分な注意を払い、公共の場で起きうる予測できないテロ攻撃に警戒するようという異例の旅行注意勧告を発表しました。

　アメリカ国務省は「過去に起きたテロ襲撃や脅威について分析したところ、テロリストはホテル、ショッピングセンター、礼拝所、及び学校などをテロ襲撃の目標とする可能性があり、襲撃の発生は年末の祝祭日に集中する」と述べました。

　アメリカ国務省はこの旅行注意勧告で、オーストラリアのシドニーで15日（月）に発生した人質事件で、人質となった二人が死亡し、何人かが負傷し、犯人は警察により射殺されたとしました。

　アメリカ国務省は2013年8月にアルカイダの脅威に対応するため、このような旅行注意勧告を出しましたが、今年は初めてです。（殷、kokusei） 国際・交流へ