アメリカのオバマ大統領は16日に声明を発表し、過激派組織「イスラム国」の人質となっていたアメリカ人のピーター・カシグ氏の死亡を確認し、家族に慰問と哀悼の意を示しました。

　オバマ大統領は声明で「残酷な『イスラム国』テロ組織は邪悪な行為でカシグ氏を殺害した。アメリカ政府はカシグ氏の家族に慰問と哀悼の意を示す」と述べました。

　また、国連イラク支援団も同日声明を発表し、国連のスタッフを乗せた車が同日の午前にイラクの首都バグダットで爆撃にあったことを明らかにしました。現在までのところ、負傷者はいないということです。

　一方、イラク軍の関係者は16日、イラク最大の製油所が位置する北部バイジの市街地を14日に奪還したのに続き、政府軍は同日早朝にバイジ最大の製油所を包囲していた過激派組織「イスラム国」勢力を撃退し、路上の爆発物を除去したあとに製油所内に入り、5ヶ月に渡り同地を死守していた政府軍と合流したと明らかにしました。（劉叡、小山）国際・交流へ