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 文学作品『南京大虐殺の全記録』、国家追悼日に展示

2014-12-12 16:06:38     cri    

 

 12月13日は南京大虐殺の犠牲者を追悼する国家追悼日です。有名なドキュメンタリー作家の何建明氏が1年間かけて書き上げた60万字にのぼる『南京大虐殺の全記録』が追悼式典で展示されます。

 発生から77年のうちに南京大虐殺に関する図書は数百冊にのぼり、資料的な研究成果も数え切れないほどになりました。しかし、影響力のある文学作品と言えば、徐志耕氏と張純如氏の『南京大虐殺』や哈金氏の『南京レクイエム』、ラーベ氏の『ラーベ日記』(邦題:『南京の真実』)しかありません。何建明氏は4000万字余りの歴史資料を参照して、客観的で全面的な記述を目指し、「被害者」の立場から事件の真相を掲示するだけでなく、海外の史料も多く調べて日本軍や「第3者」の角度から「南京大虐殺」を記しています。その中には、蒋介石氏が日本に留学していたとき、南京大虐殺の元凶の1人である松井石根陸軍大将の家に2年間住み友情を育んでいたものの、後の戦場で敵になったことなどの一般にあまり知られていない歴史事実を明らかにしています。ほかにも、四川軍の兵士たちが血みどろになって奮戦し、足に鉄の鎖をつけて陣地と生死を共にする悲壮な物語などが描かれています。

 作者の何建明氏はインタビューに答え、「国民の意識の育成は永遠に止めるものではない。歴史の痛ましい教訓を軽視したり、見落としたり、忘れ去ってしまったりすることは、いずれもさらに大きな失敗の始まりになる」と述べました。(玉華、小山)暮らし・経済へ

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