アジア太平洋経済協力会議（APEC）のアラン・ボラード事務局長は6日北京で行われた記者会見で、APEC各メンバーは腐敗取り締まりに関する情報共有の強化に賛同を示し、APEC最後の高級実務者会合は腐敗取締りを訴える「北京宣言」をまもなく行なわれる予定の閣僚級会議に提出したと明らかにしました。

　アラン・ボラード事務局長は「中国と米国は腐敗を取締ることを提案した。これは各メンバーからの積極的な支持を得た。そして腐敗取締りに関する情報の共有強化に賛同を示した」と述べました。

　中国の王毅外相もこのほど、腐敗取締りに関する宣言は今回のAPEC会議の最重要成果の一つとなるだろうとしました。

（kokusei）