中国外務省の王毅外相は29日、外務省主催の第10回「藍庁フォーラム」で、中国の習近平国家主席の2014年アジア太平洋経済協力会議（APEC）非公式首脳会議での日程を発表しました。

　発表によりますと、2014年APEC非公式首脳会議は11月10日と11日に北京で行われ、習主席は10以上の会議やイベントに出席、または総合司会を務める予定だということです。

　具体的な日程は、習主席はまず11月9日にAPEC・CEOサミットの開幕式に出席し、基調演説を行います。演説では、中国を代表し、中国側がとるアジア太平洋地域の協力促進の政策や主張を述べ、中国経済発展の前途を展望し、中国が全面的な改革を深めるための動きおよび得た成果を総合的に紹介し、さらに、中国の発展と改革が世界、特にアジア太平洋地域にもたらすチャンスについて紹介する予定です。

　続いて10日にはAPEC首脳とAPECビジネス諮問委員会（ABAC）の対話を取り仕切り、各グループのABAC委員の質問に答えます。同日夜には彭麗媛夫人とともに、首脳会議に参加する首脳とその家族を歓迎する宴会を開きます。

　11日には、習主席は首脳会議の開幕と閉幕を主宰し、今回の首脳会議における3つの重要議題を巡り、討論と交流をリードします。

　王外相の説明によりますと、習主席は首脳会議の開幕と閉幕時に、APECの発展過程を振り返り、各国が手を携えて作り上げる開放型アジア太平洋経済枠組みとアジア太平洋パートナーシップの構築について、中国側の意見と主張を述べる予定です。そして、アジア太平洋という大家族のメンバーが共に成長・発展・進歩する意味合いを込めて、会議に参加した国と地域の首脳および代表らとともに「アジア太平洋パートナー林」を作るための植樹イベントに参加するということです。

　また、APEC期間中、習主席と中国国務院の李克強首相は一部の国と地域の指導者らと会談を行う予定です。（怡康、小山）