この中でプーチン大統領は、「ロシアのガスプロムはこのほど、中国側と初めてルーブルで決済した。エネルギーやその他の貿易において中国とは、自国の通貨を積極的に使用するつもりだ。ルーブルと人民元の決済はリスクマネジメントにおいて重要な措置であり、経済活動に新しいチャンスを提供する」と強調しました。

　また、「今年5月に中国を訪問した際、中国との巨額な経済協力協議に調印した。その中には30年間の天然ガスの協議もある。中国へ天然ガスを輸送するために作られているインフラ施設は世界で最も規模の大きいプロジェクトの１つだ」と述べました。

　なお、中ロ両国の首脳は、今年5月に行われたアジア相互協力信頼醸成措置会議（CICA）の上海サミットで、経済分野で協力をさらに進め、貿易や投資、融資などでそれぞれ自国通貨での決済規模を拡大していくことを約束しました。（藍、keiko）国際・交流へ