世界211都市を対象に行った生活コストに関する調査によりますと、アンゴラの首都ルアンダは世界で生活コストの最も高い都市となりました。中国の香港と上海も、物価が高いことで知られるパリやロンドン、ニューヨークを超え、世界の生活コストランキング10位以内に入りました。
ニューヨークに本部を置くマーサーコンサルティング(Mercer)が10日、「Mercer生活コスト調査2014」を発表し、ルアンダ、チャドの首都ンジャメナ、香港、シンガポール、チューリヒ、ジュネーブ、東京、ベルン、モスクワ、上海が生活コストの最も高い都市ランキングでトップ10にランクされました。
調査によりますと、生活コストランキングで首位となったルアンダでは、2LDKマンションの月の賃料が6600ドル、ハンバーガーと炭酸飲料のセットが19ドルなど、ランキングで再下位となったパキスタンの最大都市カラチの3倍以上に達しました。2014年の生活コスト調査では、中国北京が11位となり、ロンドン(12位)や、ソウル(14位)、ニューヨーク(16位)、パリ(27位)を上回りました。また、中国の他の都市では、深圳が17位、広州が24位となっています。
Mercer生活コスト調査の責任者は「中国の上海や北京、深圳などの順位が大幅に上昇しているのは、人民元の上昇基調によるもので、一方、日本の都市が今年順位をやや下げたのは円安によるものだ」と分析しています。(ZHL、小山) 暮らし・経済へ
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