中国の習近平国家主席と彭麗媛夫人は3日と4日、韓国に公式訪問します。朝鮮半島問題や日本の右傾化問題、自由貿易協定(FTA)などが今回の訪韓で両国首脳が討議する主な内容となります。
韓国メディアによりますと、3日、習主席は韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領と会談した後、中韓両国の各部門代表者と会談に臨みます。同日夜、パク大統領は習主席を歓迎するため、晩餐会を開きます。翌4日は習主席はソウル大学で演説を行い、その後「中韓商務フォーラム」に出席します。
韓国メディアによりますと、韓国側は、今回の習主席の訪韓を通して、両国間の戦略的協力パートナー関係をより全面的なものにし、両国間の自由貿易協定締結に向け顕著な進展を見せ、更に、朝鮮半島の非核化と安定化に向けて前進できるよう期待しているということです。
一方、日本メディアは、歴史問題や集団的自衛権の行使容認などで日本に対する共同戦線の締結を憂慮しています。西側諸国のメディアは、アメリカのアジア太平洋の安全保障の柱である韓国が中国の衛星国となる可能性に対して不安を表明しています。
中国外務省は1日、「習近平国家主席の訪韓はいかなる第三国も標的にしていない」と改めて強調しています。
また、韓国人学者のイ・ヒオク(李熙玉)氏は2日、中国新聞紙・「環球時報」の取材に対し「習主席の訪韓は北東アジアに平和の機会をもたらし、韓米同盟の枠組み内で韓中関係を考える韓国政府は、新しい外交戦略を考えるべきだ」と話しました。(万、小山)
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