ギリシャ訪問中の全国政治協商会議の賈慶林議長は現地時間の24日、アテネでギリシャのパプーリアス大統領と会談し、中国はギリシャとハイレベルの相互訪問や各レベルの往来を保ち、相互の理解と信頼を強め、各分野での協力を深めて、中国とヨーロッパの関係を推進し、世界の平和と発展を促すためにより大きな貢献をしていきたいとの希望を示しました。

　席上、賈慶林議長は「中国とギリシャの友好関係には悠久の歴史がある。両国は互いに相手国に関心を寄せ、互いに支持し、世界金融危機などの困難時に協力しあってきた。また、ギリシャ政府と国民はリビアに滞在する中国国民の撤退に支援の手を差し伸べた。両国の友好と政治上の相互信頼は中国とギリシャの関係における大きな特長でもあり、たゆまない関係発展の原動力でもある」として、「ここ数年、両国は海運、経済貿易、人文交流などの協力で進展を見せ、国際や地域の重大問題で良好な交流と協調を保っている」と述べました。

　これに対して、パプーリアス大統領は「ギリシャは中国企業のギリシャにおける投資を歓迎する」として、中国と共に両国の全面的な戦略的パートナー関係を絶えず推進していく姿勢を示しました。

　この日、賈慶林議長は中国遠洋運輸総公司が入札で特許経営権を獲得したピレウス港にある2号コンテナ埠頭を視察し、「ピレウス港のコンテナ埠頭プロジェクトは中国とギリシャが海運協力で収めた成果であり、両国の投資協力分野における飛躍的な進展で、両国の企業協力に重要な意義がある」と述べました。（ヒガシ　中原）