中国税関総署が8日に発表した最新データによりますと、中国の対外貿易が好転しています。中でも輸出の成長が、優れた勢いを見せているということです。

　ドルで計上した5月の中国輸出入総額は3550億2千万ドルで、同期比で3％伸びました。そのうち、輸出額は1954億7千万ドルで、同期比7％増、輸入額は1595億5千万ドルで、同期比1.6％減少し、貿易黒字は359億2千万ドルで、74.9％拡大したということです。

　また、今年1-5月までのデータから見ると、中国の輸出入総額は1兆6791億ドルに達し0.2％増加しました。内訳は輸出額が8752億ドルで、0.4％減少し、輸入額は8039億ドルで、0.8％増加し、貿易黒字は713億ドルとなり、12.2％減少したということです。

　これと同時に、中国の対外貿易の先行指標は上昇が持続し、今年5月、中国の対外貿易の先行指標は42.3で、4月より0.4ポイント上昇し、3か月連続の上昇となりました。税関総署は今後2、3カ月、中国の輸出は持続的に好転するだろうと予測しています。（06/09　Lin、高橋）暮らし・経済へ