復旦大学社会科学データ研究センターはこのほど、1980~1989年生まれ(つまり1980年代に生まれた者で、中国では「80後」と呼ぶ)の長江デルタ地域の若者を対象にした調査報告を発表しました。その調査内容は教育、仕事、恋愛・結婚、出産、子育て、父母の扶養などに及んでおり、その結果から、大学進学は依然として高収入の仕事を得られる近道であり、既婚者は独身より稼ぎが良く、高学歴ほど貯金をせず、借金も厭わないということがわかりました。
細かく見ていくと、回答者のうち、既婚者の年収は9万元に達し、回答者全体の平均年収より3万元多いということです。専門家は、「結婚することで2人の生活コストが低くなると共に、夫婦双方の責任感も強くなり、仕事に打ち込むため収入もより安定する」と話しています。
また、学歴が高ければ高いほど、収入も高くなります。小卒学歴の回答者のうち、低収入の人は75%に上るのに対し、高収入の人は10%に届きませんでした。中卒学歴の回答者では、低収入の人は55%、高収入の人は約15%でした。また、大卒学歴の回答者のでは、低収入の人は20%なのに対し、高収入の人は45%に上りました。そして、院卒学歴の回答者では、低収入の人は10%未満で、高収入の人が80%に達しています。
一方、調査結果によりますと、貯金したいと答えた人は、小卒者では4.49%、中卒者では4.22%、大卒者では3.66%、院卒者ではわずか3.48%しかいないということです。
また、消費意識の上でも、学歴が高ければ高いほど、貯金どころか預金残高を超えて消費をする人が多いようです。銀行のカードで預金残高を超えて買い物をすることを厭わない者は、小卒回答者ではわずか1.84%、中卒回答者で2%、大卒回答者は2.41%なのに対し、院卒回答者では2.62%に達しています。(玉華、小山)暮らし・経済へ
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