台北市の地下鉄で21日午後、無差別殺傷事件が発生し、3人が死亡、25人が負傷しました。台北の地下鉄開業以来18年間で最も悲惨な事件だということです。
警察によりますと、逮捕された鄭容疑者は新北市出身、21歳の男で、東海大学2年生です。容疑者は「早い時期から事件を計画していたが、先週、実行することを決めた。事件を起こしたことを後悔していない」と話しているということです。容疑者に精神的な問題があるかどうかは、今のところ明らかにされていません。
初動捜査によりますと、赤い服を着た容疑者は地下鉄に乗車後、龍山寺駅を出た直後に突然刃渡り20センチの刃物で乗客を無差別に切りつけました。車内は血痕が飛び散り、乗客はあわただしく逃げたとのことです。
台北市の地下鉄は毎日180万人が利用者していますが、これに対して警官はわずか135人だということです。利用者に安心してもらうため現在、警察側は地下鉄への警官を増員し、パトロールを強化しています。当日午後4時50分、台北市の地下鉄はすでに正常運行に戻っています。(Yin、高橋) 暮らし・経済へ
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