李首相は「習近平主席は昨日、シャナナ首相と成果のある会談を行った。中国側は国の大小、強弱、貧富にもかかわらず、相互尊重、平等互恵の上で協力し発展を求めることを主張している。中国と東ティモールはともに発展途上国として、経済発展、国民生活の改善、貧困撲滅の課題に直面している。中国側は東ティモールとともに農業、エネルギー、人文などの各分野における実務協力を行い、両国関係を面積、文化、制度などの異なる国家の友好交流モデルに発展させることを期待している」と語りました。

　また李首相は「中国が打ち出した『21世紀海上シルクロード』というビジョンにおいて東ティモールは重要地点の１つである。東ティモールを含む海上隣国とともに『海上シルクロード』の構築を推し進め、実務協力を検討し、共同発展を実現させていきたい」と述べました。

　これに対しシャナナ首相は「中国はアジアと世界の平和発展で重要な役割を果たしている。東ティモールは中国を東アジアで最も重要な協力パートナーとして付き合っている。中国が長期にわたって東ティモールの民族独立と国家発展に与えた支持に感謝する。東ティモールは中国の発展経験を参考に、両国の友好互恵協力をさらに広げ、『21世紀海上シルクロード』の構築に積極的に参加し、ポルトガル語を公用語とする国々と中国との協力に積極的な役割を果たしていきたい」と示しました。

　会談後、両首相はともに双方の経済、技術、観光などの分野における協力文書の調印式に出席しました。

　なお会談の前に李首相はシャナナ首相の中国訪問の歓迎式を開きました。（Yin、吉野）