在モントリオールの趙江平中国総領事は9日、現地の中国語メディアに文章を掲載し、「日本指導者の靖国参拝は侵略と反侵略、正義と邪悪、光明と暗黒というような是非をめぐる問題である」としました。
趙総領事は「二週間前、日本の安倍晋三首相はアジア隣国の反対を無視して公然と靖国神社を参拝し、国際的に批判を浴びていた。われわれは1937年に南京で旧日本軍に虐殺された30万人の同胞を忘れず、8年続いた抗日戦争で払った大きな代価と多大な民族的犠牲を忘れず、極東国際軍事裁判を忘れない」としました。
趙総領事はまた「極東国際軍事裁判が終わって数十年しか経っていない今日、日本の侵略歴史を覆し、軍国主義の魂を呼び戻すために狂奔している者が居る。われわれは怒りを感じている。靖国神社は日本の軍国主義者が対外侵略戦争を発動し、植民地支配を行った精神的な道具である。日本の指導者の靖国参拝は絶対内政と個人の問題ではなく、対外侵略の歴史を正しく認識し、それを深く反省し、国連憲章の原則を守り、平和の道を歩み続けていくかどうかに関わる根本的な問題である。日本の指導者の言動はその政権の右翼の本質を暴露し、靖国参拝を通じてA級戦犯に対する極東国際軍事裁判の有罪判決を覆し、さらに第2次世界大戦の成果と戦後の国際秩序に挑戦する険悪な下心を暴露した。日本の指導者の一連の言動は日本を滅亡の道に導き、周辺の隣国と国際社会を計り知れない危険に陥れてしまうだろう。安倍氏とその背後にある歴史の逆流を前に、その忘れようとしても忘れられない歴史はわれわれの心の鏡、また傷口として、日本の指導者の言動を抑え、それと戦って行かなければならないことを告げている」と指摘しています。(ジョウ)
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